一般に、年をとるにつれて、睡眠が浅くなり、分断されやすくなる傾向があります。そして、昼間にウトウトと居眠りをしてしまうことも多くなり、昼夜のメリハリがはっきりしなくなってきます。これは、加齢によって身体のさまざまな生理機能が低下してしまうことと、生活状況変化(特定の仕事についていなくて、比較的時間的余裕があることなど)によるものですから、個人差はありますが、高齢になると皆さんがこうした睡眠状況になります。
そこに、心配事があったり、寝室環境が快適でなかったり、また病気を抱えているなど、精神的、身体的な要因が加わることで「不眠」にいっそうの拍車がかかり、毎晩のように「よく眠れない」と悩むことになってしまいます。
高齢者の睡眠障害
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夜中に何度も目が覚めたり、朝、やたらに早く目が覚めてしまう
どんな人でも睡眠は、年齢に従って変化します。
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むずむず脚症候群 ―治療すれば睡眠に困らない程度に治すことができます
高齢者の代表的な睡眠障害に「むずむず脚症候群」があります。
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眠るためにジタバタするのはやめよう
「夜中に何度も起きてしまって、睡眠不足でどうしようもない」と訴えるお年寄りが多く見受けられます。
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加齢とともに昼夜のメリハリがはっきりしなくなってきます
一般に、年をとるにつれて、睡眠が浅くなり、分断されやすくなる傾向があります。
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睡眠の不規則化 ―夜中の異常行動にもつながります
高齢者では、「睡眠」と「覚醒」のリズムのメリハリが小さくなっています。
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体内時計の睡眠リズムが前にずれる傾向がみられます
年をとるにつれ、夜早い時刻に眠くなり、まだ暗いうちから目が覚めてしまうようになります。
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適度な運動を習慣にしよう!
不眠を少しでも解消するためには、日常生活にちょっとした工夫を加えてみてください。