どんな人でも睡眠は、年齢に従って変化します。特に高齢になると睡眠の持続が悪くなりやすいですし、又、浅くなるのが普通です。赤ちゃんや、働き盛りの時の様に日中疲れ切って眠り込むのと違い、睡眠時間も深さもそれ程身体が必要としなくなってくると考えられます。 睡眠は人それぞれ。不眠や睡眠不足で日中眠くて仕方がなくなったり、苦痛でなければあまり気にしないようにしましょう。
ある調査によると、日本人の5人に1人は睡眠障害で悩んでいるといいます。同じ「眠れない」と悩んでいる人にも、実はいろいろなタイプがあります。
入眠障害
布団に入ってから眠りにつくまでの時間が30~60分以上かかる。
中途覚醒
夜中に何度も目が覚めてしまい、その後なかなか眠れない。
早朝覚醒
朝、早く目が覚める。
熟眠障害
睡眠時間はある程度確保されているにもかかわらず、熟睡したという満足感がない。
高齢者では、夜早い時刻から眠くなり、朝は早くから目が覚めてしまう方や、夜中に何度も起きてしまう方など、睡眠障害のタイプのなかでも特に「早朝覚醒」と「中途覚醒」が多くみられます。
高齢者の睡眠障害
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夜中に何度も目が覚めたり、朝、やたらに早く目が覚めてしまう
どんな人でも睡眠は、年齢に従って変化します。
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むずむず脚症候群 ―治療すれば睡眠に困らない程度に治すことができます
高齢者の代表的な睡眠障害に「むずむず脚症候群」があります。
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眠るためにジタバタするのはやめよう
「夜中に何度も起きてしまって、睡眠不足でどうしようもない」と訴えるお年寄りが多く見受けられます。
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加齢とともに昼夜のメリハリがはっきりしなくなってきます
一般に、年をとるにつれて、睡眠が浅くなり、分断されやすくなる傾向があります。
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睡眠の不規則化 ―夜中の異常行動にもつながります
高齢者では、「睡眠」と「覚醒」のリズムのメリハリが小さくなっています。
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体内時計の睡眠リズムが前にずれる傾向がみられます
年をとるにつれ、夜早い時刻に眠くなり、まだ暗いうちから目が覚めてしまうようになります。
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適度な運動を習慣にしよう!
不眠を少しでも解消するためには、日常生活にちょっとした工夫を加えてみてください。