1ヶ月ほどして、眠れる自信がついてきたら、医師の指導のもとでお薬の減量を検討します。主に超短時間作用型や短時間作用型の服薬では、漸減療法を行います。それは4分の3、2分の1、4分の1という具合に徐々に減量していく方法です。また、漸減療法でうまくいかなかった場合や中間作用型、長時間作用型のお薬を服薬していた場合は、週に1日飲まない日を作るところからはじめ、徐々に服薬しない日を増やしていく隔日療法があります。
いずれにしても、あせらずにお薬がなくても眠れる自信を持てるようにコントロールしていくことが大切です。
睡眠薬について
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睡眠障害に対する治療の考え方、治療方針について
まず最初に、生活習慣を見直していただき、適正な睡眠リズムを保つ、寝室環境を整える。
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睡眠薬にはどんな種類がありますか? また、それらはどう使い分けるの?
現在、睡眠薬としてはベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系のお薬がよく使用されています。
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睡眠薬を飲み続けると認知症になりませんか?
「睡眠薬を服用すると認知症になる」というのは誤った認識です。
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睡眠薬にはどんな副作用がありますか?
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬には副作用があります。
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睡眠薬の使用前に
睡眠時間にこだわっていませんか?
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睡眠薬服用時にはどんな点に注意が必要ですか?
いっしょに服用してはいけない薬剤や気をつけなければいけない食品がありますので注意が必要です。
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癖になって、だんだん量を増やさないと効かなくなることはありませんか?
現在使用されているベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系のお薬は、長期間飲み続けても、効かなくなることはありません。
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睡眠薬のウソ?ホント?
Q1 寝つけない時は睡眠薬よりも寝酒の方が安全 ▶ホント▶ウソ
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睡眠薬の正しい使用のために
睡眠薬は正しく使えば安全です。
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睡眠薬はやめられなくなりませんか?
かつて使用されていたバルビツール酸系の睡眠薬には、「依存性が強くてなかなかやめられなくなる」といった問題点がありました。
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睡眠薬をじょうずにやめるためのコツは?
1ヶ月ほどして、眠れる自信がついてきたら、医師の指導のもとでお薬の減量を検討します。