人間の体の中には体内時計があって、睡眠のリズムをコントロールしています。この体内時計のはたらきによって、日中には活動するにふさわしい状態に、夜には眠気がおとずれるようになっています。ここで重要なのは、体内時計が、体が浴びる太陽光によって朝を感知し、そこから1日のリズムが開始されるということです。通常であれば、その14時間後にメラトニン(眠るための準備をするホルモン)が分泌され、その2時間後に眠くなる仕組みになっています。ですから、不眠になどならずに十分な睡眠を取るためには、朝起きた時にきちんと太陽光を浴びて体内時計をリセットしましょう。また、休日であってもなるべく平日と変わらない時刻に起床するようにし、体内時計が狂わないよう努力しましょう。
青少年の睡眠障害
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3歳児の半数以上は夜10時以降まで起きている
最近は、24時間営業のコンビニエンスストアに加え、デパートやスーパーの営業時間も長くなるなど、社会の活動時間はますます延長しています。
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睡眠相後退症候群 ―夜型人間は要注意!
思春期から青年期にかけての若者に比較的多く見られます。夜更かしを続けたことがきっかけとなり、睡眠のリズムをつかさどる体内時計がうまく調節できなくなってしまったことによって起こる睡眠障害です。
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ナルコレプシー ―ところかまわず居眠り
ふつうでは、まず眠るような場面ではないのに、突然強烈な眠気におそわれて本当に寝入ってしまう「ナルコレプシー(居眠り病)」という病気があります。
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体内時計をリセットして昼と夜のメリハリを
人間の体の中には体内時計があって、睡眠のリズムをコントロールしています。
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思春期は生理的に眠気が強くなる時期
小学校高学年から中学生にもなれば、「小さな子供ではないので睡眠時間は少なくても構わない」と誤解している方が大勢いるようです。
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睡眠時無呼吸症候群 ―扁桃腺肥大も原因の1つ
大きないびきをかく人の中には、少なからず「睡眠時無呼吸症候群」という重大な病気がかくれていることがあるので注意が必要です。
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まずは生活習慣を見直そう
人間の体は、日中に活動し、夜は睡眠を取るように作られていますので、快適な日常生活を送るためには、その生体リズムに合った生活が基本となります。
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空腹も満腹も睡眠の敵 ―朝食・昼食を大切に、夜食は消化の良いものを少量
心地よい眠りを得るためには、日中に脳と体をしっかりと働かせることが大切です。
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昼夜逆転の生活を送っていませんか?
夜更かしのクセがついてしまい、早く寝ようと思ってもなかなか寝つけないといった不眠の症状に悩む若者が見受けられます。
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むずむず脚症候群と睡眠時周期性四肢運動障害 ―落ち着きがない子供に注意
布団に入ってウトウトと眠りかけたころに、ふくらはぎや足底のあたりがムズムズして睡眠が妨げられる病気を「むずむず脚症候群」といいます。
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睡眠には個人差がある ―自分にとって適切な睡眠時間を確保しよう
誰でもぐっすり眠った翌朝はとても気分がいいものです。